2017/09/16 14:41
日本人は、玄関で靴を履き替える
「上履き」という文化が定着しています。
この上履きは、世界的にみて珍しい生活習慣です。
靴文化発症の西洋ではほとんどが土足ですから、
「土足禁止」とか「土禁」という考え方は日本独自といって良いでしょう。
まあ、きれい好きの日本人というイメージで捉えている人も多いと思います。
さて、みなさんは上履きで何を履いていますか?
ほとんどの方は「スリッパ」を履いていると思います、
実はこのスリッパ、足にとっては大変やっかいな履物なんです。
特に、底が薄っぺら(平坦)で先が開いたスリッパは、
歩行する上で重大な問題があります。
それは、カカトのほうに重心があり、
つま先を浮かせて歩く危険性が高いからなんです。
つま先の筋肉、特に母趾(親ゆび)の動きを減らすことにより
歩行する上で重要な『足裏のアーチ』が崩れる原因にもなります。
日本家屋は、昔に比べ畳間が減りフロールング化が進んでいます。
固い床で生活する時間が長くなると、歩き方は健康に直接影響します。
歩行時の重心は、カカトとつま先の中間が理想的です、
カカトの高さは3cm程度で、つま先に体重がかかる傾斜角が必要と考えます。
特に、高齢者の方は室内ですごされる時間が長くなります、
転倒予防のためにも「室内履き」の見直しと改善が必要です。
転倒がなぜ問題かというと、
転倒骨折をして入院すると、足の筋肉が急激に衰えて
数年以内に要介護状態になる高齢者は8割を超えるというデータがあります。
(東京消防庁データ)
統計では、普段生活している半径10m以内での転倒が最も多いそうです。
えこるの室内履きは、転倒防止のための技術と工夫が施されています。
転倒を予防し、歩行可能年齢(健康寿命)をのばす事が「えこる」の掲げる目標です。
■BL9010(室内用)
■BL4060(室内・屋外兼用)