2017/02/19 13:12


歩行に関する相談で、

「下り坂で足が痛くなる」

という人がいらっしゃいます。

これは、靴の中で足が前後に滑っている(泳いでいる)ことが原因として考えられます。

靴の中で足が前に滑ってしまうと、つま先で踏ん張って滑りを止めようとします

また、靴の先端でつま先が押しつぶされた窮屈な状態にもなります。

この状態を続けてしまうと、つま先部の関節が過度に疲労してしまうため、足の痛みとなってしまうのです。

・長い階段の下りで足が痛くなったり、

・登山の下りで足が痛くなる方は、

靴の甲をしっかり締めて、靴の中で足が前後に動かないように固定した方が良いです。

特に、登山靴安全靴ハイカットブーツなど、

長い靴ひもで固定するタイプの靴は、どうしても靴ひもが緩みやすくなってしまいます。

そのような場合は、

甲の部分で靴ひもを固結びする2段結びがオススメです。


結び方を、ハイカットブーツ(702/アイボリー)で説明します。



①靴ひもをつま先部から通します
 つま先の方まで通し穴があるタイプの靴の場合は、
 つま先部はあまり締め付けない方が良いです、
 5本指が自由に動かせる程度が目安です。

②足の甲の部分で靴ひもを適度に締めます
 靴の中で足が前後に動かない程度まで締めます。
 この際に、カカトが靴にピッタリ接していいる事を確認して下さい。
 床にカカトを「トントン」するとフィットします。

③甲部分で固結びをします
 甲の位置(②)で1段目結びをします。
 靴ひもが緩まないように必ず「固結び」するようにして下さい。

④甲から上の靴ひもを通します
 甲から上の靴ひもはある程度緩めに締めます。
 足首に痛みが無く、自由に動かせる状態が目安です。