2017/02/05 13:46

私たちが住む現代社会は、インフラが整備されとても暮らしやすい環境になっていると思います。

特に都市部では、アスファルトとコンクリートに覆われた硬い路面での生活(歩行)を強いられています
室内でもフローリング・バリアフリー化が進み、凹凸の少ない「歩きやすい」環境になったのですが、

その代償として路面からの衝撃が増え、カカト・膝・股関節への負担が増える状況になりました。

その結果、衝撃の少ない「すり足」で歩く人が増え、足裏の筋肉があまり使われなくなり、開帳足・外反母趾・内反小趾など足に関する障害が増加しているのです。

そもそも、なぜ「すり足」で歩くと問題かというと
本来、足裏には3つのアーチを構成する重要な筋肉があり、
歩行の際にバネの役割をして路面からの衝撃を和らげたり、足元の凹凸に対しセンサーの役割を果たしています。
つま先を使わない「すり足」歩行が常態化すると、

足裏の重要な筋肉があまり使われなくなり、足本来の免震機能やセンサー機能が弱くなります。

この筋肉の衰え(アーチが崩れる)は、骨格への影響が大きく、
開張足と呼ばれる横アーチ崩れや、縦アーチが崩れる扁平足になりやすくなり、歩行バランスを悪化させます。
そして、開張足・扁平足の状態が「外反母趾」や「内反小趾」という足の障害に発展するのです。

外反母趾や内反小趾は、歩き方の問題と言えます。

「すり足」を止め正しいウォーキングをすることで改善するのです。
正しいウォーキングとは、つま先を使う歩き方をいいます。
つま先を使うには、靴の中で足を適度に固定する必要があります。
靴の中で足が前後に動いてしまうと、つま先を踏ん張るクセがつき関節が固まった状態になるため良くないのです。
また、履物は硬い路面からの衝撃を吸収する素材が必要です、特にインソールは重要です。

えこるの免震中敷き(インソール)は、履いて歩くコトで自然と「つま先」を使う構造になっています。
骨格に作用する「アライメント効果」により、足元から膝・股関節・背骨といった関節配列を正常な位置に戻す効果があります。